信州ひとり旅

2020年8月19日(水)から20日(木)にかけて、「みちのく」に続く青春18きっぷの旅第二弾として、「信州」ひとり旅に行ってきました。

中央本線をひたすら進み、13時少し前に松本駅に到着。湿度が低いのか、ベタっとした感じはいくらか少ないものの、やはり暑い!目指す松本城までは、歩いて20分程度とわかってはいたものの、バスでと思ったら発車したばかりで、次は30分後。。。
徒歩で松本城に到着。相変わらずな黒ずくめの凛々しい姿を確認しつつ、天守内を見学しました。これまでも何度か見学しているため、特段の新発見はないのかとおもいきや、最上階から周囲の山々の解説図があり、中でも槍ヶ岳が見えたのが印象的でした。ここ数年登山に興味が出てきることもあるので今回は認識できましたが、これまでも、あったけれどもまともに目に入っていなかったのだろうと、人間は見たいものだけ見えるということを再確認しました。

我ながらうまく撮れました

ここ数年来盛り上がりを見せている「御城印」というものを知り、大好きなお城である松本城よりスタートするのは運命(必然?)だと感じ、いただいてきました。

松本駅に戻り、今回の宿泊地である長野駅までの移動は篠ノ井線です。事前知識入れてなかったのですが、途中の「姨捨(おばすて)」という駅は鉄道好きならずとも一見の価値があると感じました。ポイントは2つ、ひとつは国内でも珍しいスイッチバック方式を採用する駅であること、もうひとつは日本三大車窓のひとつに数えられる絶景です。

復路に撮影。写真だと伝わらないです。。。

初めて降り立つ長野駅は予想どおり都会で、この日程で気になる勝負その1、サッカーJ1リーグ湘南ベルマーレvs名古屋グランパス戦のTV中継開始が時間が迫っていることもあり、コンビニで食料等買い込みホテル入り。私が推す湘南ベルマーレは、試合終了間際にコーナーキックから得点を許し、これが決勝点となり0-1で敗戦。その後の過ごしっぷりは、ご想像にお任せいたします。

2日目。ホテルでたいへん美味しい朝食をいただいた後、徒歩で善光寺へと向かいます。仁王像を配する仁王門につながる街並み、山王門を過ぎ壮大な本堂を見上げると、気持ちが引き締まってくるように感じます。本堂でひととおりお参りをし、資料館、山王門内を見学した後バスで長野駅に戻り、その後は来た経路を逆にトレースするよう帰路につきました。

本堂です

今回の日程の中で気になる勝負その2は、将棋のタイトル「王位戦」第4局です。私が大好きな棋士木村一基王位が、藤井聡太棋聖の挑戦を受けているのですが、ここまで木村王位の三連敗と後がない状況です。ネットでの情報で、対局2日目に入って間もなく、木村王位形勢不利との情報あり心配しつつも心の中で応援し続けました。しかしながら、そのまま押し切られ、一矢報いること叶わず王位タイトルを譲ることになってしまいました。木村先生推しの私として残念な結果にはなりましたが、木村先生の存在に少しの陰りがあるものではなく、今後も棋士としてより一層のご活躍を楽しみに思うばかりです。

今回、新型コロナ感染症対策のため、途中駅やホテルはもちろん、松本城や善行寺においてもいたるところに係の方やプッシュ型消毒液が配置されていて、安心して過ごすことができました。半面、時期も関係してか、観光客そのものは少ない印象で、経営的にみるとかなり厳しい状況なのではないかと感じました。

「健康と経済」

これは本来、比較するものではなく、どちらも同じだけ大切なものです。新型コロナに限らず、これまで人類が完全に制圧できた病気やウィルスは無いと思います。傲慢になることなく、過度にならず正しく怖がることが大切なのではないかと感じる旅でした。