彦根城ひとり旅

前週の浜松での勉強会を終えて、かねてから行ってみたかった犬山城を経由しようとするも、緊急事態宣言による一時閉鎖とのことで断念。帰宅後、もうひとつ行ってみたかった彦根城の様子を確認すると、緊急事態宣言中でありながらも、感染予防対策をとりながら見学可能とのこと。

きっぷの残もあり、このことを知った私に2021年夏の青春18きっぷツアーを彦根城としない理由はもはや見つかりませんでした。というわけで、2021年09月04日早朝、彦根を目指し出発しました。

天気予報どおり、途中降ったり止んだりを繰り返しながら東海道本線をひたすら西に向かいます。特に、浜松を通過する正午ころは土砂降りな感じで、前週の勉強会のときでなくてよかったと思いました。そんな中、車窓から干しっぱなしの布団が見えて、あちゃ~。。。

電車遅延もなく、予定どおりの15時少し前にJR彦根駅に到着。その前から、小高い山の上に天守が見え始めていて、俄然テンションは上がってきます。

JR彦根駅に降り立つと、ほぼまっすぐな道がお城に向かって伸びています。曇天の中、約1kmほどで彦根城に到着。入場券を購入すると、時間の関係で資料館、天守、庭園の順番がよいとアドバイスをいただきました。そして、運がよいことにあのキャラクターがお出ましに。。。

1日に3回しかお出ましチャンスは無いので、特に事前調べしてなかったのですが、やっぱり持ってるなと。閉園が17時なので、いずれにせよ急ぎ見学をすることにしました。

まずは資料館です。本当ならもっとゆっくり見学したいところですが、時間の関係で駆け足になります。それでも、伊井の赤備えには目を奪われます。当時、戦場であの赤軍団を目にすれば、相手に相当なプレッシャーを与えることは想像に難くありません。

その後、敵が容易に登れないようにするため、わざと不規則に並べられた石段を登っていきます。彦根城のHPにも、普段運動不足の場合には結構キツい場合があると記載ありましたが、普段からウォーキングをしておいてよかったと思う瞬間でした。平城である松本城と比較し、いかにも山城という感じでした。

少々息を切らして石段を登り切ると、天守が見えます。電車の車窓から見ていたときにはもっと大きい城に見えますが、実際には比較的小柄な天守だと感じました。豪華な破風が配置されているためにそのように見えたのかと思いました。私の好きな松本城と、ある意味対極をなすお城だと感じました。

天守最上階からは、琵琶湖が一望できる、、、はずでしたが、この日はあいにくの曇天。かすかにその水面が見える感じでしたが、雰囲気は十分に味わえました。この何日か前に「鳥人間コンテスト」のTV放送を見たこともイメージ作りに加勢してくれたのかもしれません。

その後、玄宮園を見学しようと、上りとは逆側の石段を下っていく途中で雨がポツポツと。お庭を見学している途中から本降りとなってきたこともあり、これにて見学を終了。その後、彦根駅に戻る途中では遂に土砂降りに。。。

濡れものを乾かしながら彦根で一泊、翌日は一路帰宅の途につきました。彦根は、JR西日本エリアとなること。電車の行先も姫路行きが普通になったりと、普段とは違う状況を感じつつの帰路でした。行きも帰りも、雲が多くて富士山の姿を見ることができなかったのは少々残念でした。