2020年8月29日(土)から30日(日)にかけて、「みちのく」「信州」に続く青春18きっぷの旅第三弾として、「越後の国」ひとり旅に行ってきました。
今回は、大学時代に参加していた大学祭(雄飛祭)実行委員会同期の棚村さんが新潟出身在住で、年賀状やりとりはあるものの、卒業以来一度も会っていなかったことに気付き、これも何かの思し召しのように感じ、連絡をさせてもらったところからの企画となったものです。
車窓からの景色を眺めながら、高校時代には急行で、その後は新幹線や自動車で何度もスキーに来たことを思い出します。一方で雪の無い景色を見るのは初めてかな?などと想いを馳せつつ、夕刻新潟に到着し、無事再会を果たしました。新潟駅近くの展望台から市内を一望し、その後車で少し移動、日本海に沈む夕日を見ました。
市内に戻り、久しぶりに一献をというところでプチサプライズ。大学祭実行委員会でひとつ上の先輩で、同じく新潟出身在住の大野さんも参加いただけるとのことで、気分はさらにヒートアップ!
当時の思い出話(かなり地域・時代限定のため詳細は割愛)にはじまり、みなさまの近況などの情報交換に花が咲きました。
佐渡から直送の魚介、地元の野菜などお料理も美味。中でも「のっぺ」という、地元では各家庭で定番中の定番な野菜系の煮物なのですが、これが素朴で旨し!厚揚げはふわふわ、枝豆(茶豆?)も香り豊かですし、ノドグロの塩焼きも絶品。これで呑み過ぎるなというほうが無理でした。
その後、同じく実行委員会の先輩で、現在大阪で起業されている保坂さんと電話がつながり二度目のサプライズ!私の状況を簡単にお伝えし、別途連絡させていただくこととなりました。何か新しいことが起こるかもしれない予感にひたりながらの、大変有意義な時間となりました。
2日目。同期のご厚意で、五十嵐姓のルーツといわれる「五十嵐神社」までドライブとなりました。この読み方がひとつのポイントで、新潟では「い”か”らし」と濁らないのが普通、というかこれが本来のようで、学生時代、この件で話をしたことを昨日のように思い出します。この日、社務所はお休みで御朱印はいただけませんでした。
その後、燕三条地場産業センターで、金属加工品を中心とした地元物産品を見学。その後センターすぐ横のラーメン店で、いわゆる燕三条ラーメンをいただきました。金属製なのに、なぜか周りが熱くならず保温性のいいどんぶりに、職人向け濃いめの醤油味、ちょっと時間がずれても伸びにくい太麺、冷めないように蓋がわりにある背油、理由はよくわからないきざみ生玉ねぎが定番とのことです。
その後、長岡駅まで送っていただき、また会うことを約束しつつ短い2日間を終えました。急な企画を快く受け入れていただき、みなさまに改めて御礼を申し上げます。
新型コロナ騒動により、多くの方々が有形無形に影響を受け、この後はいろいろなものが変化していかざるを得ないと思います。そんな時期にこのような機会をいただけたことに感謝するとともに、これもまた必然ではないかと捉え、今後も前向きかつ柔軟に対応していくことが必要なのではないかと考えさせられた2日間でした。